おわりに
最後まで読んでくださったあなた、本当にありがとうございます。
『食べる筋トレって何?』
『食べないから痩せないって、何言ってるの、この人?』
と思いながら読み始めた人も、読み終えた今は、食事を変えて筋肉を育てることの大切さについて、ご納得いただけたのではないでしょうか。
なかには『そんなこと知っているよ』という人もいるかと思います。
しかし、『知っている』と『やっている』は全く違います。
『知っているけど、やっていない』という人はぜひ実践してみてください。
『食べる筋トレ』を実践すると、汗水たらして筋トレするだけより、確実に筋肉がつきやすくなります。
効果が出やすいということは、続けやすいということでもあります。
2〜3ヶ月も続ければ、男性ならばお腹がへこんで、その代わり胸板がぐっと厚くなり、二の腕が盛り上がるのがわかるはずです。
女性なら脂肪が減るばかりか、血行がよくなるから肩こりやむくみも解消されます。
筋肉がつくと疲れにくくなるので、仕事にも身が入るし、結果も出やすくなります。
生まれもった顔立ちを変えることはできなくても、体の方は自分次第でいくらでも変えることができます。
どうせなら、自分で自分を好きになれるような体で、これからの人生を生きていった方がいいですよね。
自分の体は世界にたった1つしかありません。
粗末に扱うのではなく、食事に気を遣い、適度に筋トレをして、大事に手入れしていってください。
不思議なことに、自分自身を大切に扱うと、人からも大切に扱われるようになります。
おそらく自分の体を管理することができる自制心や、健全な自己肯定感が好感を与えるのでしょう。
だから周囲に信頼できる友人が集まってくるし、仕事でもチャンスが巡ってくる。
冗談のようですが、筋肉をつけると、そこから人生の好循環がまわりだすものです。
しかも筋肉は何歳からでも育つこと。
たとえ中年、いや老年と呼ばれる年代であっても、トレーニングをすれば筋肉はつくし、維持もできることが明らかになっています。
私からの最後のお願いはどうかこの本で得た知識を、実生活に活かして欲しいということです。
全てを実行しなくても構いません。
1つでも2つでもいいから、何かしら行動を変えて欲しいものです。
そして、トレーニングに疲れてモチベーションが下がりそうになったら、ぜひ『筋肉食堂』に来てください。
美味しくて、しかもタンパク質がたっぷりのメニューがあなたをお待ちしています。