筋肉をつけると仕事がうまくいく科学的な理由
筋肉をつけると、仕事がうまくいくようになります。
「筋肉と仕事になんの関係が?」と思うかもしれません。
順に説明していきます。
まず、筋肉をつけると、体調が劇的によくなります。
筋肉を動かすことで全身の血管がポンプのようにリズミカルに刺激されるので、血流がよくなるからです。
血流がよくなれば睡眠も深くなり、質のいい眠りが得ることができます。
なので頭がスッキリした状態で仕事に臨めるようになります。
もちろん、集中力も持続するようになります。
そうなれば仕事への意欲も湧いてきて、何ごとにも積極的に取り組めるようになります。
疲労がたまった状態でミス連発、叱られて落ち込んでさらに不眠気味になる悪循環とはまさに逆で、好循環がまわりだします。
さらに筋肉がついてくると、これを維持、あるいは増強したくなるのが人間です。
そうすると定期的なトレーニングを欠かさなくなり、運動習慣が身に付いてメンタルも安定するはずです。
▼筋トレはあなたの脳を活性化する
もっと言うと、筋肉をつけると頭がよくなると僕は思っています。
ひと昔前は「マッチョは脳ミソも筋肉でできている」などと言われていましたが、これは偏見です。
脳の大脳皮質には「運動野」といって、体の動きを司る部分があることがあり、
脳が指令を出すからこそ私たちの体は動くことができます。
つまり、体を動かせば脳に刺激が送られ、
体中にはりめぐらされた神経系統を通じて体から脳へ、
逆に脳から体へという指令の往復が、
脳内にあるニューロンという神経細胞どうしのつながりを太くし、
脳を活性化させてくれます。
ということは筋肉が増えると、それだけ脳の神経回路も増える。
つまり、頭もよくなるということです。
(引用)
ハーバード大学医学大学院臨床精神医学准教授で、運動と脳の研究領域における
世界的権威である、ジョン・J・レイティ博士によれば、運動によって新たな脳細胞が増え、既存の脳細胞も活性化されることは明らかだという。
具体的には、記憶を司る「海馬」や、思考力、判断力、集中力、感情のコントロール力などを司る「前頭葉」の脳細胞の容量が増加する。
記憶力、思考力、判断力、集中力を司る脳の部位が発達するということは、すなわち「頭がよくなる」ということにほかならない。
記憶にも新しいラグビー日本代表の福岡堅樹選手は29歳で現役を引退し、医師を目指して難関・順天堂大学医学部に合格しました。
どちらか一方でも快挙なことだが、どちらも成し遂げることができたのは、おそらく彼が運動も勉強も両方していたからだと私は思います。