第1章
痩せたい? 大きくなりたい?
どちらにしても、とにかく代謝を上げる!
ダイエットもバルクアップも
目指すは「代謝のいい体」を手に入れること
あなたは、日々三度の食事をとるとき、空腹感を覚えていますか。
食事の時間だからと、なかば義務的に食べていませんか。
毎日パソコンとにらめっこをして、運動はほぼゼロ、という生活を送る現代人は
多いと思います。このような生活をしていると、なかなかお腹が空かないという人もかなりいると思います。
昼休みにおにぎりを2個も食べれば、夜まで持つという人も多いことでしょう。
これは、少しのガソリンでいつまでも走れる軽自動車のようなものだと、私はよくいいます。
▼軽自動車からポルシェ本体になろう!
自分の体がそんな軽自動車だとしたら、これからは高級車に生まれ変わるという
イメージしましょう。
それも1台何千万円もするような、ポルシェやフェラーリなどの超高級スポーツカーです。
これらの車は、エンジンが大きくて排気量が多い。
ちょっとアクセルを踏むだけで
一気に加速し、ガソリンもたくさん消費します。
人間でいえば代謝がいい状態です。
つまり代謝のいい体を手に入れましょう。
▼代謝とは何か?
代謝とは、簡単に言えば食べたものをエネルギーに変える力のことを言います。
たとえば毎日野球部で汗を流している高校生は代謝がいいので、おにぎりを2個食べても1時間後には「なん腹減ったな」と言い出します。
フェラーリやポルシェも、「あれ、このあいだ給油したばっかりなのに、もうガソリンないの?」と驚くほど燃費が悪い。
燃料をすぐに使いきってしまうからです。
読者のみなさんの多くは、デスクワークが中心で、あまりお腹が空かない軽自動車状態だと思います。
本当はお腹が空いていないけれど、食事の時間が来たから食べるとか、ストレス解消のために必要以上に食べるという人が多いのではないでしょうか。
運動習慣がない人は、体は疲れていないのに、脳は食べ物を欲する。
だから食べることをしますが、食べたものがエネルギーとして使いきれないので、脂肪として体に蓄積されてしまいます。
ただ、もし筋肉がついていれば、エネルギーをちゃんと燃やすことのできる体になって、健康な空腹感を覚えるようになります。
それが代謝のいい体になるというです。