なぜ、マッチョはブロッコリーが大好きなのか?
ここまで、肉や魚、大豆など、タンパク質の王道食材について、紹介してきましたが、ここでどうしても紹介しておきたい食材があります。
それは、ブロッコリーです。
実は、ブロッコリーには、100グラムあたり、5.4グラムものタンパク質が含まれています。
アミノ酸スコアも80と、野菜のなかではダントツに高い。
しかも、糖質は1.5グラムと非常に低い。
同じ緑黄色野菜のニンジンと比べてみると、ニンジンの100グラムあたりのタンパク質は、0.8グラムしかありません。
逆に、糖質は6.5グラムも含まれています。
アミノ酸スコアは55です。
こう聞くと、ブロッコリーがいかに優れている食品かがわかると思います。
▼タンパク質だけじゃない! ブロッコリーの隠れた効能
とはいえ、タンパク質の量だけを考えれば、肉や魚などのほうが優れているように思えます。
しかし、それ以外にもブロッコリーには数多くのメリットがあるのです。
その1つが、「ジインドリルメタン」と「I3C」という成分です。
これらは、男性ホルモンを増強し、筋肉をつきやすくしてくれると言われています。
これも、ブロッコリーが多くのトレーニーに好まれている理由だと思います。
さらに、ブロッコリーには大量のビタミンCが含まれています。
その量は100グラムあたり、140ミリグラム。
ちなみに、ビタミン豊富と言われるレモンの可食部(皮などを除いた部分)は20ミリグラムです。
ご存じの方も多いと思いますが、ビタミンCには、疲労回復効果があります。
トレーニング後の回復だけでなく、日々の仕事の疲れもとれやすくなるので、積極的に食べないという選択肢はないのではないでしょうか。
なお、ビタミンCには抗酸化作用もあるため、肌をきれいに保てるなど、若々しさを持続することにもつながります。
ちなみに、美しい筋肉の持ち主として知られるサッカー界のレジェンド、クリスティアーノ・ロナウドの毎日の食事は、「ライス、ムネ肉、ブロッコリーの繰り返し」だそうです。
私自身も、ブロッコリーは毎日欠かさず食べています。
塩ゆでしたブロッコリーを1日に半株くらいは消費していると自負してます。
塩味がついているのでそのまま食べてもいいし、ポン酢をつけてもいい。
夏場はそうめんのつゆにつけるのもサッパリしておすすめです。
なお、ブロッコリーを茹でて調理すると、ビタミンCが流れ出てしまうというデメリットがあるので、気になる方は、電子レンジで蒸して調理するといいでしょう。