25 糖質断ちはトレーニーの敵! 簡単に痩せようと思うな!

 
糖質断ちはトレーニーの敵!
簡単に痩せようと思うな!


ここまで読んで、「糖質制限」という言葉を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。

実際、糖質を目の敵にしているトレーニーも少なくありません。
たしかに、糖質を完全に断てば一時的に体重を落とすことができます。


しかし、これでは脂肪が減るだけで筋肉がつくわけではないので、代謝が落ちてしまいます。

仮に目標の体重まで落とせたとしても、代謝が落ちた状態で、再び糖質を取り始めると、ダイエット前よりも太りやすくなってしまうのです。
もちろん糖質はとりすぎると脂肪に変わります。


しかし、まったくとらないのも問題です。
私は毎朝、トレーニング前に意識して糖質をとっています。

この話をすると、「糖質は、食べないほうがいいのでは?」「筋肉の材料はタンパク質だから、それさえ食べていれば、筋肉はつくのでは?」などと聞かれます。


しかし、その考え方はあまりにも短絡的。
実は、糖質は筋肉をつくるのに欠かせない栄養素なのです。


 

▼糖質はトレーニーにとって欠かせない栄養素


摂取した糖質は、筋肉にある「筋グリコーゲン」という貯蔵庫に蓄えられます。

この貯蔵庫が空になっていると、力が出ずトレーニングをこなせません。
なので私は筋トレ前に糖質を多めにとり、貯蔵庫を満タンにしておきます。

そしてトレーニングが終わると、さらに糖質をとり、血流が緩やかになったころに肉を食べると、壊れた筋肉を修復すべく、タンパク質がすみやかに運ばれます。


糖質によって筋トレの前後にエネルギー補給することが、カギになります。

大きなエンジンを持つポルシェボディにとって、糖質はクルマを動かすガソリンにあたります。
「糖質をとらずに筋トレすることはできない」と心得ましょう。


また、糖質は脂肪を落とすためにも必要です。
そもそも減量、つまり痩せるとはどういう現象なのかを科学的に説明しておきます。

まず、脂肪細胞が代謝によって分解されて、脂肪から脂肪酸が出てきます。
それが筋肉のミトコンドリアに運ばれ、二酸化炭素と水になって体外に排出される。

これが「脂肪が燃える」ということです。

したがって痩せるためにはまず脂肪細胞が代謝によって分解されないといけないのですが、食事で十分な糖質をとっていないと脂肪より先に筋肉が分解されてしまいます。

矛盾しているようですが、減量期は糖質を控える必要があるけれど、完全に切らしてもいけないのです。
減量期は、タンパク質2:糖質1の割合でとるといいでしょう。


なお、いちばんいいのは、玄米、サツマイモ、大麦、ライ麦など水溶性の食物繊維を含んだ糖質で前述の通り、食物繊維には血糖値の急上昇をおさえる働きがあるので、積極的にとっておきたい食材です。

 

★POINT 糖質を恐れることなく、うまくつき合おう。