26 「チートデー」で、現状維持を求める脳を騙す!

「チートデー」で、現状維持を求める脳を騙す!


私は食事制限をしている減量期でも、週に1度の割合で、好きなものを我慢せずに食べる日を設けることを提案しています。
これを「チートデー」と言います。

なぜ、そんなことが必要なのか。
チートデーを設ける目的は、「脳を騙す」こと

ちなみに、チートとは騙すと言う意味です。

 

食事制限による減量を続けていると、始めたばかりのころと比べて、体重が落ちにくくなる時期が必ずやってきます。

これを「停滞期」といいます。

これは人間の体に備わった「ホメオスタシス」という機能によって引き起こされます。
ホメオスタシスとは、簡単に言えば、脳が自身の体を現状維持しようとする働きのことです。


これまでたくさん食べていた人が、食事を制限するようになり、入ってくる栄養が減ると、脳は体が飢餓状態にあると認識してしまい、その状態に適応するため、食べたものからこれまで以上の栄養を吸収し、体内に蓄えようとします。


つまり、今の体重を維持しようとするのです。
そのせいで脂肪が減らなくなるというわけです。

 

そんなときにチートデーを設けて、我慢していたものを解禁すると、
脳は
「あれ、栄養が少なくなったと思ったのは勘違いだったのかな......。じゃあ、少しくらい栄養の吸収をサボってもいいか」
と判断し、そこで再び脂肪が落ちはじめるというわけです。


また、食べたいものを我慢していると、ストレスがたまって「コルチゾール」という抗ストレスホルモンが分泌されます。

すると、筋肉が分解され、エネルギーとして消費されてしまうのです。
こうなることを防ぐためにも、たまには好きなものを食べるようにしたほうがいいと推奨しています。


ただしこのチートデーを実践するには注意も必要です。



▼チートデーの注意点


大切なのは、週に1回、1食までという自分ルールを守ることです。


チート「デー」という名前から想像すると、1日中好きなものを食べていいように思えますが、これは避けるべきです。

丸1日好きなものを食べることを自分に許すと、それがきっかけで、体は食べ物を欲していないのに脳が欲する状態になることがあるからです。

「土曜日の夕食だけは、好きなものを食べる」というイメージで取り入れましょう。
また、チートデーとはいえ、減量期であることに変わりありません。


できれば、揚げ物などは避け、米や麺、スイーツなどの糖質を中心に好きなものを食べるようにしたほうがいいでしょう。

★POINT
ストレスは減量の敵! チートデーをうまく取り入れよう。