どう食べるかだけでなく「いつ食べるか?」も重要。
タンパク質は、摂取のタイミングによって効果に圧倒的な差がつく
ここからは、増量期にも減量期にも欠かせない、タンパク質摂取のコツについてお伝えします。
実は、タンパク質を「いつとるか」によっても、筋肉の育ち方に差が出ます。
これまでボディビルダーやトレーニーたちのあいだでは、「トレーニングをしてから30分以内にプロテインを飲むと、筋肉が最も大きくなる」と言われてきました。
そのためジムによっては「プロテインバー」と称して、プロテインドリンクを自由に飲めるようなサービスがあります。
自宅に帰ったあと飲むのでは最適な摂取のタイミングを逃してしまうから、トレーニングで汗をかいたあと、すぐプロテインを摂取できるようにしているわけなのですが、筋トレを行なっている読者のなかにもトレーニング後にプロテインを飲んでいる人も多いのではないでしょうか。
▼筋トレ前のタンパク質摂取も疎かにしない
しかし、この常識も近年の研究によって覆されつつあります。
実は、最近、トレーニング前にもプロテインを飲むといいと言われ始めているからです。
なぜなら、体がプロテインを吸収するには摂取してから約2時間かかることがわかってきたからです。
ということは、1時間のトレーニングをするなら、まずトレーニングを始める1時間前にプロテインを飲んでおくのがベストということになります。
そうすれば2時間後にトレーニングが終わって、筋肉が最もプロテインを必要とするタイミングで十分なタンパク質が体内に用意されているからです。
なお、トレーニング後のタンパク質摂取もやはり必要です。
ただ、これまで言われてきた30分以内ではなく、体内の血流が平常に戻る1時間後くらいを目安に摂取することをおすすめします。