水は栄養の運び屋。
水分不足はパフォーマンスを半減させる
健康のためには水をたくさん飲むべきだと言われています。
体づくりをしているならなおのこと、水分を多めにとるように心がけておきましょう。
トレーニング中も水分が不足することは、最も体のパフォーマンスを落とす原因だと言われています。
それに水分が不足すると、血液の流れが悪くなります。
ということは、せっかくとった栄養が体の各組織にスムーズに届かないということになります。
がんばって食べたタンパク質を筋肉に届けて大きくするためにも、水分をたっぷりとったほうが断然いいのです。
よく言われるのが、「1日2リットルは水を飲むべきだ」言われていますが、なかには1日に4リットルくらい飲む猛者もいます。
僕はそこまでは不要だと思っています。
2リットルという目安にしばられる必要もないと思います。
ただ私は気づいたら、ちょこちょこと意識的に飲んで、「1日に飲んだ量を合計したら、2リットルくらい飲んでいた」となるように心がけています。
▼お茶ではなく水を飲め
「ただの水は無味無臭でつまらない。お水の代わりにお茶を飲むんじゃダメなの?お茶ならノーカロリーでしょ?」と思ったことはないでしょうか。
もちろんお茶でも、飲まないよりは飲んだほうがいいのですが、ここはやはり水をお勧めします。
なぜなら、お茶やコーヒー、紅茶、ウーロン茶などにはカフェインが含まれているため、大量に飲むには適さないからです。
カフェインには利尿作用があるので、飲みすぎると脱水症状を引き起こしたり、逆にむくみを起こすこともあります。
やはりミネラルウォーターなどで水分補給をするのがおすすめです。
体内の水分の話のついでに、汗と体重の関係についても触れておきます。
よくサウナなどで汗を大量にかいたあと体重計に乗って、「こんなに体重が減った!」といって喜ぶ人がいます。
しかし、これはよく言われるように、体内の水分が汗となって抜けただけにすぎません。
ダイエットをしている人にとっては、体重計の数字が少しでも減るのは喜びですが、残念ながら痩せたわけではありません。
むしろ「サウナに入って汗をかけば痩せる」と思ってしまうと、体重計の数字がもとに戻るのが嫌で水分をとらない人もいたりして危険この上ありません。
それどころかサウナでかいた汗には、ビタミンやミネラルが含まれています。
サウナのあとは、ただの水ではなく、失った栄養素を補うようなスポーツドリンクを飲むのがお勧めです。