46 締め切りを決めないと人は動かない。 体づくりは期限を決めてこそ達成できる

締め切りを決めないと人は動かない。

体づくりは期限を決めてこそ達成できる

 

ここまで、体づくりを継続するためには、体重ではなく、見た目の変化にフォーカスすることが大切だとお伝えしました。

継続にあたって、もう1つ大事なことがあります。


それは、「いつまでに」という期限を設定することです。


私がジムのトレーナーを務めていたころ、「痩せたいんです」という人たちが駆け込んでくる時期はだいたい決まっていました。

まずは2月から4月くらいの春先。
「今年の夏は水着になりたいな。もう春だから、そろそろ始めないといけないな」と気づいた人たちです。


また、人間は、お正月や、新年度である4月には、一念発起して何かを始めたくなるようで、この時期もジムの入会者がぐんと増えます。

そんな人たちに私が必ず言うのは、
「いつまでに理想の体になりたい、という期限を決めましょう」ということです。

もちろん、1カ月やそこらでダイエットはできないので、無理な目標設定は避けて、たとえば3カ月を目途にします。

 

だから4月に入会した人には、こんなふうにアドバイスします。

「いまのあなたは、エンジンの小さい軽自動車のようなものです。
でもいまは4月のはじめだから、4月、5月、6月と3カ月頑張れば、軽自動車からポルシェになって、7月の海開きには堂々と水着になれますよ」

読者のみなさんも、まずは3カ月という期限を設定してみてください。

 

 

▼期限を決めないと途中で挫折することに


なぜ、期限が必要なのかと言えば、そうしなければ続かないからです。


仕事も同じではないでしょうか。
人に仕事を頼むとき、いつまでにという期限を設定しないと、その仕事は常に後回しにされ続け、一向に終わらないはずです。

貯金だってそう。
どれくらい貯めようかを決めずに節約を始めても、途中で挫折することになるだでしょう。

 

▼スモールゴールを設定して、定期的に成果を確認する


「3カ月も続けられるかどうか、自信がない」という人は、「まず3週間続ける」という小さなゴールを設定しよう。


それは、3週間でもある程度の手応えは感じられるからです。
手応えを感じられると、それが次のモチベーションになって、もう3週間続けられる。

それを繰り返していると徐々に習慣化され、自然と継続できるようになるはずです。

 

継続のためには、
3日、3週間、3カ月と、「3」刻みを意識するといいと言われています。
この「333の法則」を信じて、体づくりを継続してほしいと思っています。

★POINT
期限のほかに、継続のための「ご褒美」を設定するのもアリ。

 


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